うゐの奥山行(21)―ジヌー温泉 ― 2009/01/17 13:19

河原までは“行きは15分下り、帰りは30分上る”坂道で、かなり歩きでがあるが、着いてみると石造りの大きな浴槽が3つも並ぶ立派な露天風呂だった。脱衣場みたいな小屋もある。最も川上の浴槽は、お湯を抜いて清掃中だったが、掃除のおじさん以外に人影はなく、貸し切り状態である。お湯の温度は40度は十分あり、ぬるくて、入ると出られなくなったマチュピチュ村の村営浴場とは大違いだ。せせらぎの音を聞きながら浸かっていると伊豆の温泉にいるみたいで、ここがヒマラヤであることを忘れてしまう。川下の2つの浴槽の間に、お湯が流れだしている筧があり、ここは体を洗う場所らしいのだが、うたせ湯にすると、とても気持ちがいい。しばらく浸かって、着替えをすませた頃、村の人たちが大勢温泉に入りに来た。早めに来てよかった。