うゐの奥山行(26)―ポタナからダンプスへ2009/01/20 12:02

ポタナの検問所

ポタナ(1890M)の検問所でトレッキング許可証を提示し、チェックを受ける。係のおじさんが許可証の名前を確認し、腕時計を見て通過時間を台帳に書き入れる。私もスケッチブックを出して、おじさんが押していた検印を記念に押してもらう。では、と、歩き出そうとすると、すぐ隣にまた検問所がある。「ここはTIMS(トレッカーズ・インフォメーション・マネージメント・システム)です」とテジくん。さっきの検問所はNTNC(自然保護ナショナルトラスト)+ACAP(アンナプルナ自然保護プロジェクト)のもので、ここはTAAN(ネパール・トレッキング・エージェント協会)の発行したトレッキング許可証のチェックを受けるところだ。つまり、トレッカーはNTNCとTAANの両方に入山料を払い、2種類の許可証を携帯するのである。なるほどねえ。TIMSのチェック係はおじさんではなく、若い女性だった。野の花が咲き、わらびが顔を出す、まるで晩春のような野山をゆるゆる下って、12時30分、ダンプス(1650M)のホテル・サクラ着。サクラといっても日本とは何の関係もない。ただ隣家が風の旅行社経営の「月の家」だった。

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