うゐの奥山行(10)―シヌワにて ― 2009/01/12 13:21

チョムロンのロッジから少し行ったところに学校があり、シヌワへの道中、学校帰りの生徒たちと一緒になる。彼らは片道2時間の山道を毎日通ってくるのだ。「だから、足腰が強くなるんだね、羨ましいなあ」というと、「でも、学校は近い方がいいです」とテジくん。確かに。テジくんも子供の頃は牛小屋に敷く草を毎日20キロも運びあげたのだという。そのあと、ポーターを経てガイドになり、去年、試験に合格し、A級ライセンスを取ったのだそう。モヘンドラくんも今はポーターをしながら地形を覚え、いずれガイドになるのだ。さすがに1日2回の谷越えはきつかった。3時30分、汗だくになってシヌワのロッジに到着。ロッジはソーラー発電なので、日が陰ってお湯が冷めないうちにシャワーを浴び、がんばったご褒美に、ビールを飲む。