Go Go Everest ! (28)―ペリチェへ2009/12/12 10:53

ロブチェ・コーラの谷

初めて高山病になってみると、去年、デウラリで会った韓国人のおばさんがしきりに思い出され、彼女のピリピリした不機嫌ぶりと自分が重なって可笑しくなる。これからは富士登山で気分が悪くなった人にも、やさしく接しられそうな気がする。ロブチェから、しばらく下ると、右側の山肌に筋のように刻まれたゾンラへ向かう道が見えてくるが、今回はこのまま第3の難所のモレーンを下るのだ。行きは苦労したモレーンを30分で下り、トゥクラ(4620M)のヤク・ロッジで休憩。そこで、ナムチェのロッジで一緒だった日本人トレッカー氏に再会する。そう、(本人の知らないうちに)私に呪いの言葉をかけた、あの人である。ナムチェでは1日先行だったが、ディンボチェで高度順応日を設けなかった私達は、今では彼らに2日先行していたのだ。これから登るモレーンを眺めて溜息をついているトレッカー氏を見て、ちょっと意地悪な気持ちになり、「あの登りはきついですよ、あの上にまだ上があるんです」と“呪いの言葉”のリベンジ。でも、がっかり顔のトレッカー氏を見て、ちょっと後悔する(私って、ちっちゃ~い!)。12時すぎにトゥクラを出発。行きは段丘の上だったが、今度は下のロブチェ・コーラの河原に沿った道をペリチェ(4270M)に下るのだが、谷間の道は風が強くて、とても寒く、消耗する。14:00頃、ペリチェ着。1軒のロッジに入って小休止。吐き気が続いていたが、お湯をもらい、C1000ビタミン・ホットレモンを溶いて飲む。

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