カトマンズにて(5)―聖地ボウダナート2009/12/17 15:54

ゴンパのご本尊

リング・ロードから東へ向かってしばらく歩くと、建物の間に門があり、そこがボウダナートの入口だった。“気の満ちた場所に建てられた聖地”というので、小高い丘のような所を想像していたら全然違って、何となく遊園地の入口のようでもある。入場料を払って中に入ると、中央のネパール最大という大きなストゥーパを、ゴンパ(寺)や仏教用品を売る店、土産物屋、巡礼者を泊める宿、カフェやレストランがぐるりと取り囲んでいる。ちょっとした宗教バザールだ。ふと、もしここに名物の巨大オムレツを売るレストランがあったら、まるでモンサンミッシェルだな、と思う。土産物店をひやかしながら時計回りにしばらく歩いて行くと、ゴンパがあったので入ってみた。サキャ派のツァムチュン・ゴンパで、ご本尊は大きな菩薩像だった。

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