カトマンズにて(3)―パシュパティナート2009/12/17 13:01

パシュパティナート、毎日が葬式

パシュパティナートはシヴァ神を祀るヒンドゥー教の寺院で、異教徒は寺院内には入れない(ただし、入場料はしっかり取られる)。寺院裏のバグマティ川の岸が火葬場になっていて、対岸に向かう橋を挟んで、上流に身分の高い人用、下流に庶民用の火葬台が並んでいる。一番上流にある台が王族専用で、普段は使われない。民主制移行後はますます使われる機会がなくなるだろうが、とりあえずは、退位した元国王の用が済むまで、とっておかねばならないだろう。どの台で燃やされようと、遺灰になれば、王族も庶民も、等しくバグマティ川に流されて終わる。いっそ清々しいが、エコ的にはどうなのか。川岸のゴミを掃除して、もう少し流れをよくした方がいいのではないかと私などは思うが、余計なお世話か。

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