チョラパス越えて(30)―帰る日2011/01/30 09:58


犬は路上で丸くなる
12月27日、いよいよ日本へ帰る日が来た。休養のせいか、整腸剤が効いたのか、体調はほぼ回復。昨日の失敗を反省し、ホテルの朝食をパスして、突然食べたくなった日本食で“お腹にやさしく”復食することに。その前に、去年パクディンで会った日本人留学生Tくんに教えてもらったマッサージに行くことにする。その、カトマンズの“銀座通り”、ダルバール・マルグにある友愛ヘルスセンターは、まるで日本の治療院といった感じ。中に入ると、若い女性(と思う)が一人治療中だった。私を担当してくれたのは30代のネパール人男性で、指の力がすごく強い。日本式の按摩だが、日本で受けるのとは順番が少し違い、思いがけないときに思いがけないところを揉まれる(えー、今度はそこ?)ので、びっくり。正直ちょっとだけ疲れたが、1時間半たっぷり揉まれて750ルピーは安かった。
ふる里の唐揚げ定食
さて、マッサージの後はタメルの日本食レストランふる里へ。今日は“どっぷりニッポンの日”だ。いろいろ迷って唐揚げ定食を注文。ご飯はお茶碗でなく、浅めの小鉢に盛られていて、いつもの私なら5杯は軽いだろう。時間が遅かったので、店内には私の他には40代の日本人男性一人だけ。訊かれるままにEBCへ行ってきたと言うと、彼はこれからトレッキングに出るところで、長い休みがとれなかったので7日間でEBCを往復したいと言う。不可能ではないが(テジくんはルクラ・ゴラクシェプ間を2日で往復すると豪語)、高度順応日を設けず登りを急ぐことになり、高山病は必至だろう。ゴーキョの方が無難では?と言ってみたが、どうしてもEBCへ行きたいと言って店を出ていった。ペリチェあたりでリタイアすることにならなければいいのだが…。
インドラ・チョーク、今年は機動隊員なし
私の乗る便は深夜発なので、夜までたっぷり時間がある。最後に散歩に出かけることにし、インドラ・チョークまで下っていくと、去年、機動隊員が睨みをきかせていた通りは、いつもの賑わいに。足のむくまま、あちこち見て回り、6時までに部屋を空けるよう言われていたので、ホテルに戻って荷物をまとめ、最後の食事に出かける。どうしてもラーメンが食べたくなって、M太郎に行き、チャーシューメンを注文。ところが…。スープとチャーシューはとっても美味しいのに、麺にまったくコシがない。口に入れると粉々にへたれていき、何とも言えない不快な感覚が残る。最近食べたものの中で5本の指に入る不味さだ。
カトマンズのチャーシューメン
ふと隣席を見ると、地元民らしいおじさん2人組が焼き鳥とビールで盛り上がっていた。う~ん、あっちにすればよかった…。

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