チョラパス越えて(25)―パクディン2011/01/27 08:03


木立の間からエベレスト
12月23日7時45分起床。荷物を作っていると、風邪をひいたのか、熱っぽくて調子が悪い。食欲がないので、前夜、注文しておいた朝食をガーリックスープに替えてもらい、薬を飲む。
9時に出発。今日はパクディンまで下っていくだけだが、ナムチェからドゥードゥーコシの河原までは高度差600Mもある急坂で、<Trekking in the Nepal Himalaya>には“多くのトレッカーは、すべてのトレックの中でこの下りを最もハードに感じる”とある。私は下りが好きなので問題はないはずだが、歩き出してみると、体調が回復するどころか、どんどん悪くなり、お腹も緩くなってくる。途中で下痢止めを飲んでみたが、ドゥードゥーコシの吊り橋を渡ったところで、すべて吐いてしまった。
ドゥードゥーコシの流れに沿って下る

11時30分、ジョルサレのリバービュー・レストラン着。テラス席はトレッカーで溢れていたので、食堂の中に入っていくと、隅に大きな冷蔵庫が置いてあった。ヒマラヤで冷蔵庫を見るのは初めてだ(電気はどうしているんだろう?)。本来なら、ここで昼食をとるところだが、食欲がないので、スプライトだけ飲む。
リバービュー・レストランの立派な冷蔵庫
熱があるので、昨日シャワーがぬるかったり、部屋が寒かったりしたせいで風邪でも引いたのだろうと思っていたが、下痢になってみると、食あたりかもしれない。去年は高山病になったものの、パンボチェで元気を回復、余裕で下山したのに、今年はナムチェで思わぬ不覚をとってしまった。
国立公園管理事務所の前で
12時、サガルマータ国立公園管理事務所の前で、げっそりした顔で記念写真。14時20分、やっとの思いでパクディンのグリーンヴィレッジ・ゲストハウス着、倒れるように寝込んでしまう。



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