Go Go Everest ! (35)―最後の散歩2009/12/14 09:42

危険なチェックポスト

12月14日、6時40分起床。快晴。帰路のナムチェからルクラまでは1日で行ける行程だが、今日ルクラまで行くと予定を2日も先行してしまうので、ゆっくり出てパクディンで1泊することになる。8時半に卵入りトマト・スープで朝食。9時からテジくんと最後の散歩に出掛け、国立公園博物館の庭からエベレストを眺める。今日はよく晴れて、頂上までくっきり。ホテル・エベレスト・ヴューに泊まるゲストを運んで来たのか、ヘリコプターがシャンボチェの丘の方へ飛んでいった。昨日ナムチェに向かって歩いていると、テジくんが丘の上の建物を指し、「あれがエベレスト・ヴューより高い所にある、本当に世界で一番高いホテルです」と教えてくれた。ただし、そのホテルは国立公園内に無断で建てられたために営業許可がおりず、公式には依然エベレスト・ヴューが“世界で一番高い(営業中の)ホテル”なのだそうだ。マチュピチュのサンクチュアリ・ロッジという例もあるし、ネパールのことだから、そのうちに営業許可がおりてしまう、なんてことになるかもしれないが。

Go Go Everest ! (36)―ジョルサレへ2009/12/14 11:03

最後のエベレスト

10時30分、ブッダ・ロッジを出発、第1の難所を下る。坂道の途中で、「ここが、来るときバッグが落ちたところです」とテジくん。どうやら道すじを全部覚えているらしい。12時すぎにジョルサレのリバーヴュー・レストランで昼食後、パクディンに向かう途中で日本人のパーティを追い抜く。「昨日、サナサの近くで食事をしていた人達ですよ」とテジくん。本当によく見ている。15時、パクディンのグリーン・ヴィレッジ・ゲストハウス着。往路と同じ、日当たりのいい西南角部屋に荷物を降ろす。疲れた。これで熱いお風呂に入れたら最高なんだけど。

Go Go Everest ! (37)―パクディンにて2009/12/14 17:43

ヤク・ステーキ

ロッジのおばさんと娘達はどこかへ遊びに行ったらしく、ご主人一人。着いたときはゲストは私一人で静かだったが、昼寝をしてから食堂に行ってみると、アメリカ人(イギリス人?)のカップルが到着し、本を読んでいた。二人のガイドは、がっしりした体格の、見るからにベテランで、英語がペラペラ。ロクシーのお湯割りを飲みながら、トレッキング初心者らしい二人に、諭すように説明している。彼らは、これから15日間かけてカラ・パタールとEBCに行くのだそうだ。私が10日間でカラ・パタールに行ってきたというと、強いと誉めてくれた。明日でトレッキングも終わりなので、ポーターのおじさんにもビールを勧める。最後は変わったものを食べようと、ヤク・ステーキを注文すると、不在の女性陣に代わって、テジくんが作ってきてくれた。付け合わせのフライドポテトは、去年ジヌーで韓国人トレッカー氏が食べていたような、炒めたものでなく、ちゃんと揚げてあって感心する。肝心のヤクの味はというと、昔、給食で食べたクジラに何となく似ていた。