3度目のスリーパス―Day14 Renjo La to Rumde ― 2017/03/18 12:01
12月20日晴れ
いよいよ最後の山場、レンジョ・ラ越えである。5時起床、6時30分パンケーキ、蜂蜜、ブラックティーの朝食、7時出発。ゴーキョ・ショを左に見ながら、ゆっくり登っていく。池の表面にパリラプツェが映って美しい(↓)

しばらく行くと、後ろからゴーキョのロッジで一緒だったアメリカ人の若いカップルが追いかけてくるのに気づく。休憩中に追いつかれ、先に出る。また休憩中に追いつかれの繰り返し。彼らについている陽気なポーターとニルクマールさんは仲がいい。

中腹まで来てゴーキョを振り返ったところ(↑)。2014年の下りのときには道を間違えたが、登りの方が断然ルートがわかりやすい。3時間ほど歩いて、ようやく峠が見えてくる(↓)

11時、第3の峠、レンジョ・ラ(5360m)着。エベレストをバックに記念写真。スリーパス達成。やったぜ!

ゴーキョのロッジで買った軽食(お弁当は高いし、いつも全部食べきれないのでチョコバーとゆで卵だけ)を食べながら休憩していると、後ろのカップルのポーター氏が一足先に着いたので、3人の記念写真を撮ってもらう。彼の指示でとったポーズ(↓)。私の左手がエベレストのてっぺんを指しているのが笑える。

11時30分下りに入る。レンジョ・ラからは、しばらく階段状の石の道。ここからルンデまで、高度差約1000m、距離も長い、長い下りである。

2014年のときは早朝だったので、峠に出るまで陽が射さず、暗くて陰気な感じがしたが、今回は昼下がりで、日差しが強くて暑い。平らなところまで降りて、レンジョ・ラ方向を振り返ったところ(↓)2014年にも同じようなところで写真を撮ったはず。

14時、谷底に、ようやくルンデ(4370m)が見えてくる(↓)実はここから見えたのは夏の家畜小屋で、ロッジはさらに山裾を越えたところだった。ヒマラヤは見えてからが長い。

15時、ルンデの、その名もスリーパス・ゲストハウス着。ゴーキョから休憩入れて8時間だった。陽のあるうちに靴を干し、南向きに下って顔が日に焼けたのでパック。あまり高い場所でパックすると寒いが、そろそろいいだろうと。1時間遅れでアメリカ人の若いカップル一行が着く。下りで差がついた。18時、ベジモモ、ブラックティー、ジンジャー・レモンの夕食。「こころ」を読み、寝つけないので眠剤を飲んで寝る。