アンナプルナ1周― カトマンズまで2012/01/21 11:46

12月23日13時頃、迎えの車でバグルン自動車道をポカラへ。フェディからだとすぐだが、ナヤプルからだと山越えになる。車道は1.5車線という微妙な広さで、舗装がいい加減で、ところどころに穴が開いている。対向車を避けつつ、穴を避けつつ、カーブの多い山道を走るのはとってもスリル。しかも、道路補修用らしい砂利の山がところどころで道をふさいでいたりする(↓)ので、とっても危ない。
道路の真ん中に砂利の山
15時頃、ポカラのホテル・スプレンディッド・ビューに到着。部屋に荷物を置き、ロビーでネットをチェックしていたら、“6時まで停電するので”と、PCを仕舞われてしまった。
ポカラのホテル・スプレンディッド・ビュー
部屋でシャワーを浴びて休憩。18時にロビーでテジくん、アムリットくんと待ち合わせて、レイクサイドのレストランで祝杯をあげる。二人とも今日と明日はポカラに泊まり、明後日から(行ってきたばかりの)プーン・ヒルにまた出かけるのだ。明日はポーターとしてABCトレックに行くテジくんの弟も合流するそう。
ホテルの窓から見たマチャプチャレ
12月24日6時起床。いよいよカトマンズに帰る日が来た。荷造りして、向かいのホテル(同じ経営)の食堂で朝食を食べる。7時にテジくんがチケットの手配を兼ねて見送りに来てくれる。実は、テジくんがポカラに残ることになって、カトマンズに着いてからホテルまでどうやって行くかが問題になった。バス・ターミナルからタメルまでタクシーに乗ればいいだけのことだが、今までアムリットくんに預けていたザックと自分のザックと荷物が2つになる。ザックを2個持ってタクシーを探し、値段を交渉し、ホテルの場所を説明し…と考えていったら不安になってきた。けれども、よくよく聞けば、グリーンラインのバスが停まるのはナヤ・バスパークではなく、タメルの近くで、そこから歩いても15分くらいだという。“よし、歩いて行こう”と決意。グリーンラインのバス乗り場で、荷物を預けるときに、テジくんが車掌のおじさんに“カトマンズに着いたら、この人にタメルに行く道を教えてやって”と頼んでくれた。
カトマンズ行きグリーンラインのバス
8時に発車。テジくんが窓側の席をとってくれたので、遠ざかっていくマチャプチャレとアンナプルナ連峰がよく見える。トレッキング中はよく見えなかったアンナプルナⅠが、こちら側からは、はっきり見える。アンナプルナⅠに初登頂したのはフランス隊だが、当時は地図がなかったので、まず測量して登頂するピークを探したという話がなるほどと頷ける。アンナプルナⅠは雪崩が多く、エベレストに比べて登山料は2分の1だが危険度は3倍といい、“キラーマウンテン”と呼ばれている。1996年のエベレスト大量遭難事故を生還した登山家アナトーリ・ブクレーエフも、翌1997年に雪崩に遭って亡くなった。
ようやくアンナプルナⅠがはっきり見える
9時にドライブインに立ち寄ってトイレ休憩した後、10時50分にグリーンライン経営のリバーサイド・スプリングス・リゾートに到着、昼食休憩となる。食事は、チョウメン、カレー、野菜炒めなどを自由に選べるバイキング・スタイル。とりあえず全部選んで食べ、お代わりした。
グリーンライン経営のリゾートホテル
食事を終えてバスに戻ると、大半の乗客がチトワン行きに乗り換えたので、乗客が4人になっていた。車掌のおじさんが、“前に座ったら?”と運転手の後ろの席に座らせてくれる。なので、後半は運転席越しに、スリル満点のドライブを堪能。万国共通らしいトラック野郎精神による、ど派手な装飾を楽しむ(下の写真は“Care Fully”と書かれたトラック)。
ネパールのトラック野郎
14時30分頃、カトマンズ着。車掌のおじさんからタメルへ行く道を教えてもらい、大きなザックを背中に、小さなザックを前に担いで、よろよろと歩き出す。大きなザックを担いで歩くのは初めてで、これでトレッキングするのはとても無理だな、と改めて思う(アムリットくんに感謝)。途中、少し迷ったが(迷ったら、ホテルよりカトマンズ・ゲストハウスの方が有名だから、ゲストハウスの場所を訊くよう、テジくんに言われていた)、10分ほどでホテルに到着。フロントで電話を借り、テジくんの携帯に無事に着いた旨、連絡する。
タメルのクリスマス・イブ
タメルの電飾を見て、今日がクリスマス・イブだったことに気づく。カトマンズのクリスマスって、いつから、こんなに賑やかになったんだろう? 17時40分、さっそくギリンチェに行くと、いつものお兄さんが私の顔を見て、笑顔で挨拶してくれた。いつもと違うものを試そうと、クリスピー・フライド・チキン(コーンフレークの衣で揚げたもの)でビールを飲む。

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