アンナプルナ1周― Day3 ダラパニ2012/01/06 12:10

12月10日。6時起床、7時に朝食(今朝はアップルパンケーキと紅茶)、7時半すぎに出発、というのが今回のトレッキングの基本の日程。
ジャガットの朝食アップルパンケーキ
今日もまた、マルシャンディ川の渓谷を遡りつつ、崖に張り付くような狭い道を登ったり降りたり、吊り橋を渡ったりしながら、ダラパニまで500Mあまり高度を上げていく。
滝だらけの道その1
ジャガットから1時間ほどでシャムチェ(1430M)に着く。実はここまで道路が通じていて、車で入ることができるのだ。
実はここまで車が入れる(シャムチェ)

滝だらけの道その2
その先、渓谷はさらに狭まり、両側は切り立った崖だ。今歩いている、崖を削って造った道も、前は桟道だったらしい。向かい側で進められている道路工事を眺めると、すごい山肌に道を刻んでいる。あの道で車を運転するのは、さぞ勇気がいることだろう。
車道はこんなところを通る
10時40分頃、タル(1700M)が見えてくる。タルとは湖という意味で、ここだけ谷が開け、広い河原になっている。この辺りからマナン郡に入り、チベット色が次第に強くなる。昨日の反省から、ちょっと早めだけど昼食。ファーザー&サン・ゲストハウスでヴェジ・フライド・ライスを食べる。頭の上で大きなワシが舞っていて、マチュピチュでコンドルを探したことを思い出す。
タル(1700M)が見えてくる
タルに着く直前、峠で休憩中の8人のフランス人グループにすれ違った。ガイド3人とポーター数名を連れた彼らはトレッカーではなく、チュル・ウェスト(6419M)に登るクライマーで、彼らとは、この先々で再会することになる。
滝だらけの道その3
今日の行程はマルシャンディ渓谷で最も狭まった部分で、山は見えないが、吊り橋と滝が多い。
滝だらけの道その4

滝だらけの道その5
14時30分、ダラパニ(1860M)に着き、グリーン・パーク・ゲストハウスに投宿。シャワーを浴びようとしたら、道路工事のせいで水道が使えなくなったのだそうで、バケツにお湯を貰って体を洗う。私の他のゲストは、中庭にテントを張って泊まっているオーストラリア人と中国人のカップル、フランス語でカフカの<アメリカ>を読んでいる青年、体の大きなアメリカ人(?)男性ら。アメリカ人(?)についているガイドは、去年一緒にチョラパスを越えたアンナリーズのガイド、ラスクマールさんと同じ会社の人だった。
行く手にダラパニ(1860M)が。
18時すぎ、夕食の野菜と豆とポテトとカボチャのカレーとコーンブレッドを食べていると、テジくんが雨が降ってきたという。ロッジに着く前あたりから小雨がパラパラしていたが、本格的に降り出したらしい。私にとってヒマラヤ・トレッキング初の雨である(私の“晴れ女”のジンクスがここで破れる)。明日からの道の状態が心配になったが、食後のお茶を飲んでいるうちに止んでしまった。

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