アンナプルナ1周―Day2 ジャガット2012/01/05 15:13

12月9日6時起床。暗いうちに起きてアムリットくんに預ける荷物を作り、7時にアップルパンケーキと紅茶で朝ご飯。昨日、ホテルが持たせてくれたお弁当のバナナも食べる。ゆで卵を食べようとしたら、悪くなっているかもしれないとテジくんに止められ、去年のこともあるので、もったいないが捨てることに。
開発進むヒマラヤ渓谷
7時45分に出発。しばらくはマルシャンディ川の東側の道を歩いていく。川を挟んだ西側で、道路工事が進んでいるのが見える。今でもジープならシャンゲまで行くことが出来る。アンナプルナ・サーキットの後半、カリガンダキ川の渓谷には、既にジョムソンまで道路が開通し、ミニバスが通っているし、ジープでムクティナートへ行くことも可能である。これでブルブレからマナンまで道路が通じてしまうと、トレッカーが歩けるのはマナン・ムクティナート間のトロンパス越えだけとなり、アンナプルナ・サーキットは事実上、有名無実となるだろう。
ブラフマンが拓いた村バフンダーラ
1時間ほど歩くと、バフンダーラ(1310M)のこんもりとした山が見えてくる。バフンダーラとは“ブラフマンの丘”という意味で、村に住んでいるのは、この地を拓いたブラフマン階級(バラモン=司祭)の子孫だそう。村への急な登りに、やっとヒマラヤのトレッキングらしさを感じる。
マルシャンディ川に注ぐ滝
さらに2時間ほど行くと、西側の崖に大きな滝が見えてくる。ここがジェルムで、坂道を下り、吊り橋を渡って西側のシャンゲに着くと、あとはジャガットまで200Mのゆるい登りを残すのみ。そろそろ昼食の時間だが、ジャガットまで1時間なので、着いてから食べることにして、先を急ぐことにする。ところが、坂道を15分も登らないうちに突然足が動かなくなってしまった。どうやらエネルギー切れを起こしたらしい。甘い物嫌いで、行動食をとる習慣がないのが悪かったのだ。あわててキャラメルを舐め、お弁当の残りのリンゴを食べて小休止。14時すぎ、ジャガットのノースフェイス・リバービュー・ゲストハウス着。さっそくスプライトを飲み、山盛りのミックス・フライド・ライスを食べる。
ノース・フェイス(直営ではない)ゲストハウス

テジくんから、“今日はペースが速かったので、明日はもう少しゆっくり”と注意を受ける。まだ高度が低く、抵抗なく歩けるのが嬉しくて、ウォーキングのペースで歩いてしまったのだ。トレッキングはまだ始まったばかり。これから道は次第に険しくなるのだし、あわてず、急がず、早めに行動食をとろうと反省。

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