スリーパスに挑戦―Day 8 (Gokyo - Tagnag)2015/01/14 14:07

12月13日6時起床。荷物を作り、7時30分に朝食。昨夜疲れて食欲がなかったので、朝も軽めにポテトスープとブラック・ティーだけにする。
8時30分出発。今日はゴジュンパ氷河を渡ってタンナに下るだけ。氷河は毎年動くので、どこを歩くかをシーズン始めに決め、ケルンが作られる。2010年のチョラ・パス越えのときはゴーキョから少し下ってから越えたが、今回はロッジを出るとすぐに氷河の縁を登り、内側に入る。氷河上のところどころで氷が顔を出し、クレバスがあって危ないので慎重に進まねばならない。石がゴロゴロする小山を幾つも越えていく、私の苦手なモレーン歩きだ。ふと気づくと、昨日快晴だった空は灰色で、背後に見えるはずのチョー・オユーがすっかり雲に隠れている。
ゴジュンパ氷河を渡る
反対側に着いて縁を登ると、前日チョラ・パスを越えてきたグループとすれ違い、「Enjoy Trekking !」と声をかけられる。確かにその通りだなと思い、以後、私も同じ言葉をかけることにする。
10時20分、タンナのクンビラ・ホテル着。2010年に泊まったのと同じロッジのようで、見覚えがある。そのとき工事中だった部分はすっかり出来上がっている。4年経ったから当たり前だが。
タンナのロッジが見えた
12時、ヴェジ・フライドライスとホットレモンで昼食。天気が悪いので、明日の朝、天気を見てチョラ・パスに行こうということになる。今朝、チョラ・パスに向かった人が天気が悪くて引き返してきたとも聞く。チョラが通れなければ、ポルツェまで下ってコンマ・ラに回ることになるのだろうか。
ロッジには私の他に単独の男性トレッカーが2人いた。「あの人は日本人ですよ」とラジューくんの言う、長い髪を頭の上で結って、ずっとジャグリングの練習をしている人は、諸星大二郎の<諸怪志異>に出て来そうな雰囲気だ。好奇心が湧き、ストーブにあたっているときに思いきって話しかけてみたら、横浜から来たという日本人だった。ラジューくん「正解」。もう1人は雲南から来たという中国人の青年で、この2人とは意外に長いお付き合いになった。

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