再びのランタン・ゴサインクンド Day10 シン・ゴンパ ― 2018/04/05 13:36
12月19日晴れ
6時起床、7時にチャパティとオムレツ、ブラックティーの朝食。
8時に歩き出してすぐ、再建中のロッジでスンくんが友人に遭遇。振る舞ってくれたコーヒーを飲みながら休憩。

彼は日本人とネパール人とのハーフで、父親は日本に帰り、お母さんに育てられたとか。どこがどう日本人なのかよくわからなかったが、人なつこくて、気持ちのいい青年だった。

再び歩き出して村を出るところに診療所があり、男の人(薬剤師?)がいるというので、中に入り、薬を売ってもらう。咳止めシロップと抗生物質で260ルピーくらい、“代金はネパール人は10%、外国人は100%、寄付は歓迎”と書いてあったので、1000ルピー出し、お釣りを寄付した。この咳止めシロップはすごくよく効き、すぐに息が楽になった。

再び歩き出したものの、足が重く、休み休み登る。4年前のときに休憩したロッジがなかったので、地震で壊れたか、建て直したかしたのかも。そのせいか、ルートのイメージが随分違うが、あのときは午後、今回は朝なので、そのせいもあるかも。

チャラン・パティとの分岐を右へ。左の道は地図にはなく、ロンリー・プラネットには絶対に行くなと書かれている。なぜこんなはっきりした表示が出ているのかは不明。

12時、やっとの思いでフォプラン・ダンダ着。なんと3時間半近くかかった。しかし急登はここまで。休憩のあと、シン・ゴンパへ向かう。アップダウンが緩くなり、森の中の快適なルートだったはずが、今回は足が重く、倍の時間がかかった。

14時20分シン・ゴンパ着。疲れて、部屋のベッドに倒れるように寝てしまう。こんな体調では、ゴサインクンドからスンダリジャルへと下る予定のルートはとても歩き通せそうもない。昨日右腕に出来た水疱が肘から下にも広がり、ピリピリ痛む。もしかしたら感染症かもしれない。感染症ならなるべく早く医者に診せた方がいい。しかし、まだ予定を半分こなしたところで、後半のゴサインクンド・トレックが残っている。どうすればいいのだろう。

昼寝の後、手ぬぐいと靴下を洗濯してロッジの庭に干し、感染症の不安と今後のルート変更について、ずっと悩み続けた。
18時30分ミックス・カレーライスとブラックティーで夕食。食事の後、スンくんを呼んでルート変更を告げる。私が出した結論は、予定より1日余分にかけてゴサインクンドまで行き、ヘランブーの方へ下らずに、ドゥンチェに引き返し、バスに乗ってカトマンドゥに戻る、というものだった。今の体調では、ゴサインクンドからラウリビナの峠は超えられても、その後のアップダウンのある長い下りを歩ききるのは無理だろうと判断した。がんばれば歩けるかもしれないが、がんばれば、という段階で楽しいトレッキングではなくなっているし、がんばれなければ、スンくんやルペシュくんに迷惑をかけることになる。スンくんも同意してくれた。