山は遠かった(Day3)―Lama Hotel to Langtang2014/01/04 10:30

12月12日。7時半朝食、8時出発が基本なので、毎日6時すぎに起きて支度。昨夜は食欲がなく、朝食が食べられるかどうか不安だったので、缶詰のフルーツを頼んでおいたら(朝食は前日に頼んでおく)出て来た缶詰が温かい(↓)「あれ、温かいね」と言うと、「だって寒いだろ」とロッジのおじさん。確かに。おじさんの温かい心遣いに感謝し、初物の温かいマンゴーのシロップ漬けを美味しくいただく。でも、朝起きたら体調が回復していたので、普通の朝ご飯でもよかったんだ。ま、いいけど。
温かいマンゴーの缶詰
8時に出発。ランタン・コーラ沿いの道を遡って行くと1時間ちょっとでリバーサイドを通過。
ランタン・コーラのリバーサイドを歩く
さらに、こんな森の中の道を登っていくと、前方にランタン峰が見えてくる。
しばらくは森の中を歩く
標高3000m近くなり、森林限界を超えたのか、森が開けてこんな乾いた道に(↓)
森林限界を超える
ゴラタベラ(2970m)のチェックポストでTIMS許可証と入域料のチェックを受ける。
ゴラタベラのチェックポスト
チェックポスト横の看板に高山病の注意が出ていた(↓)ランタン・トレックは出発点のシャブルベシから終点のキャンジンゴンパまで2300mあまり高度差があり、急ぐと高山病に罹りやすい。ラマ・ホテルからキャンジンゴンパまで1日で行けないことはないが、どのガイドブックでも高度順化のため、ランタンで1泊するよう勧めている。
チェックポスト横の注意書き
11時45分、タンシャップのロッジで昼食。ヴェジ・サンドイッチを頼んだら、炒めた野菜をチベッタンブレッドに挟んだものが出て来た(↓)見かけは素っ気ないが、とても美味しかった。
タンシャップで食べた野菜サンド
さらに奥地へ。2時近く、行く手の谷底にランタンが見えてくる。
ランタンが見えてくる
橋を渡ると、もうすぐ村だ。
ランタンの手前の吊り橋
2時10分、ランタン(3430m)着。昨日今日と、2日続けて1000m上げて、さすがに疲れた。
ランタン着
考えてみると、エベレスト方面は、初日はルクラからパクディンまで200m下るだけだし、アンナプルナ・ベースキャンプだとナヤプルからガンドルックまで900m近く上げるものの、その後は(キムロン・コーラ越えを除き)緩やかだし、初日2日で2000mというのは結構過酷な方ではないかと思う。ランタン・トレックは初級向けというけれど、山には初級、中級なんて区別はない。あるのは歩く人の初級、中級だけだってこと。

山は遠かった(Day4)―Langtang to Kyanjin Gompa2014/01/04 10:40

12月13日。朝はさすがに寒く、見ると山肌の滝が凍っている。腕時計(SuuntoのCORE)の電池が切れそうなので取り替える。バッテリーキットを持ってきてよかった。
ランタンの朝、滝が凍っている
寒いので台所に入って竈の火にあたらせてもらう。朝食のチベッタンブレッドを焼くところも見学。燃える火をみていると、温かいだけでなく、心が落ち着く気がする。
寒いので竈の火にあたらせてもらう
8時出発。1時間足らずで見事なマニ石の壁を通過。行く手に見える家はムンドゥの村(3442m)
見事なマニ・ウォールが続く
村をすぎ、さらに奥地へ。10時半頃、キャンジンリ(4773m)が見えてくる(↓)キャンジンゴンパからは、山が陰になってピークは見えない。
キャンジンリ(4773m)
少ししてチョルテン通過。キャンジンゴンパまで、あと30分。
キャンジンゴンパの手前のチョルテン
11時、キャンジンゴンパ着。ホテル・ヒマラヤン・パラダイス(↓)に投宿。聞けばラマ・ホテルのフレンドリー・ゲストハウスとランタンのロッジ(名前忘れた)と、ここは親戚同士なのだそう。
ホテル・ヒマラヤン・パラダイス
昼食にツナ・サンド(パンはもちろんチベッタンブレッド)を食べ少し休んでから、ラジューくん、ゴレくんと散歩に出る。キャンジンゴンパの名前の由来となったゴンパと、その横のチーズ・ファクトリー(スイスの援助で1955年に出来た)が主な名所で、どっちもロッジから歩いて数分(奥の旗が立っているところ↓)。
キャンジンゴンパのゴンパ(寺)
ゴンパの前で記念撮影(↓)
ゴンパの前で
隣のチーズ・ファクトリー(↓)は当然のことながら冬期休業中で、名物ヤク・チーズは買えなかった。ラジューくんによれば、これから行くシンゴンパにもチーズ・ファクトリーがあり、そっちのチーズの方が美味しいという。
キャンジンゴンパのチーズ・ファクトリー