世紀末通信

富士山山開きのニュースを見ていたら、突然行きたくなって、今年も、はとバスの「一生に一度は富士登山」ツアーに申し込み。

７月４日朝７時２０分、集合場所の新宿西口からバスに乗り込み、予定より少し早く出発。こんな大きなバスなのに、ツアー参加者は全部で８名。添乗員のＭさんを入れても９名で、車内はガラガラ。

途中、談合坂サービスエリアでトイレ休憩。なんと、建物全体が新しくなっていた。ツバメはどうしたろうと、あちこち捜してみたら、西側の建物の梁に巣をかけているのを発見。よかった。

談合坂を出て、しばらくすると、行く手に富士山が見えてきた。例年７月初めは下山道が使えないことが多いのだが、今年は目に見えて残雪が多い。

９時４０分すぎに５合目に到着。雲上閣の３階で着替えを済ませ、総合管理センターにトイレを借りに行くと、すごく立派になっていて、びっくり。富士山は世界遺産登録を目指していて、８月下旬に視察があるそうだ。これも登録を見越してのことだろうが、こんなところで無駄に電力を使うより（入口は自動ドアだ！）、全山禁煙にした方がエコだと思う。

いよいよ出発。ガイドはなんと去年と同じトレイルランナーのＳさんだった。一行９名にガイドのＳさん、見習いガイドのＹくんが付くという豪華ツアーだ。

去年はＳさんからペースが速いと何度も注意を受けたし、今年の歩き始めでもあるので、ゆっくり歩きを心がけ、皆を抜かないよう、しんがりを歩くことに。

天気はほどよく晴れて、暑いくらい。梅雨の晴れ間を狙おうと、２週間天気予報を見続けていた甲斐があった（だからツアーに申し込んだのは、ぎりぎり３日前）。

ただし、下界はずっと雲の中で、河口湖も山中湖も見えず。ときおり北富士演習場から大砲の音が聞こえてくるだけ。

４時頃、太子館に無事到着。おなじみ、カレーライスで夕食。