目には青葉 ― 2011/04/15 08:48
裏の校庭(向こうから見れば我が家が裏)の林が一斉に芽吹いて鮮やかな黄緑一色に。シジュウカラやヒヨドリが戻ってきて、朝からかまびすしい。我が家の植木たちからも新芽が伸びて、その柔らかな緑をいつまでも見ていたくなる。

山椒も芽吹いた。高円寺の駅前に四丁目カフェが出来た頃に買った鉢なので、かれこれ何年になるだろう。我が家の文字通りの古株である。

竹の子と若布の炊き合わせに木の芽を添えるのは、いかにも旬の出合い物のご馳走だ。
初夏のよそおい ― 2011/04/30 08:56

今年もクレマチスが咲いた。クレマチスって実は日本原産だったと、つい最近知った。原種(おそらくテッセン)をヨーロッパに持ち帰ったのは、(例によって)植物検疫の敵、シーボルトだった。しかし、彼がいなくても、世界の動植物地図が何度も重ね塗りされて混色になっていくのは時間の問題だった。今、地上に“手つかずの自然”が残っている場所はほとんどない。ま、何をもって“手つかず”というかは、また別の問題だけど。

4月24日、ラベンダーの花穂が出てきた。やわらかい薄紫色が何とも愛らしい。が――

5日後はこんな感じ。おばさん化したように感じるのは私だけ?