富士登山、その後2009/07/18 07:44

富士山まんじゅう

今年の富士山は、去年に比べ、残雪がとても多かった。ガイドのO青年によると、天候も不順で、山頂まで登れるようになったのは、ここ2、3日のことだという。私達が引き返した嵐の日に山頂まで登れたパーティは1組もなかったそうだ。何事もなく、ひょいと登れてしまった去年はラッキーだったのだ。山は1年1年、1日1日、見せる顔が違う。北海道も今年はおそらく夏が来るのが遅いに違いない。トムラウシの大量遭難事故で、あらためて山の怖さを思った。さて、家に戻って、持ち帰った富士山まんじゅうを食べてみたら、下山中、襲われ続けた砂嵐がザックの中まで入りこんで、中までジャリジャリしていた。どこまでも富士山はあなどれない。

富士登山(リベンジ)2009/07/16 10:01

15日のご来光

中3日おいて、火曜日から富士登山リベンジに。8合目までは順調だった(とはいえ、ガスで景色はまったく見えなかった)が、山小屋で仮眠をとるうちに次第に風が強くなり、嫌な予感が。深夜、山頂めざして出発。風は強いが、雨も降っていないし、寒くない。「先週に比べて暖かいでしょ。こんな風が吹くようになると、僕らは夏が来たなと思うんですよ」と、今回ガイドについてくれたO青年。彼は、偶然4日前にも私達と同じ山小屋にいて、あの嵐の日をよく知っていた。話を聞くと、O青年は去年ガイドしてくれたKさんとガイドの同期だった。KさんとA青年は同じ山岳部の出身である。彼らガイドは、富士登山のシーズン7、8月の2か月で25回から30回、ツアーにつくのだそう。2泊3日のツアーもあるので、ほとんど休みなく、戻ったその日にまた登るのだ。山岳ガイドって凄い。さて、今回は4日前とは比べものにならないくらい大勢の登山者の合間をぬって、無事、山頂に到着。リベンジを達成した。

病膏肓2009/07/12 08:16

海外通販で買ったザック

富士山から戻った日の夜、海外通販に注文していたザックが届いた。12月に予定している第2回ヒマラヤ・トレッキング用である。ただし、私が担ぐのではなく、ポーターに担いでもらうため用。去年はカトマンズで偽ノースフェイスのバッグを買って担いでもらったが、さすが偽物、すぐに持ち手が取れてしまったのだ。しかし、こんな本格的なザックまで買うことになるとは、2年前にマチュピチュでトレッキング・デビューしてから、思いがけず深みに填まってしまった。これが山の魔力か。ところで、富士山ガイドのA青年をパソコンで検索したら、2006年の東海大学K2登山隊の一員で、K2の最年少(21歳)登頂記録保持者であることが分かった。休憩のとき、彼にいつ登ったのか尋ねたら、「昔です」。「昔っていつ?」、「3年前」。ざけんなよ、おばさんにとっての“昔”とは20年以上前、それ以前は“この前”と言うのだ!と、小腹が立ったが、たしかに24歳の青年にとっての3年前は“昔”だろう。こんなに若いうちに“頂上体験”をしてしまって、これからの長い人生をどう生きるのだろうか。まだあどけなさの残るA青年の前途が、ちょっと心配になってしまったおばさんであった。

富士登山(失敗)2009/07/11 10:57

富士山3200M地点

月曜に仕事が終わったので、思い立って富士登山に。木曜の午後から登り始め、8合目の山小屋で休憩をとった頃までは小雨模様ながら、それほどではなかったが、急に風が強くなり、真夜中に山小屋を出る頃には風速30Mの風と雨で大荒れ。3200Mまで登ったところでガイドが引き返すことを決定。山小屋に戻って小休止し、明るくなってから下山した。ちなみに、ガイドのA青年はK2に登頂したことがあるという山の猛者(だが、イケメン)だった。

草紅葉2008/10/08 11:27

会津駒ケ岳に登ってきた。7月に富士山に登ったあと、秋にまた山に登りたい、それも行ったことのない尾瀬がいい、と漠然と考えて決めたのだが、後で登山に関する本を読むうちに、百名山(と中年登山)についていろいろといわれていることを知った。そうか、知らなかったけど、大変なことだったのネ。会津駒ケ岳は標高930Mの登山口から2132Mの頂上まで、1日で1200Mも登ることになる。それって、富士登山に近くない? しかも当日は雨。ちょっと尻込みしたい気分だったが、登ってみたら登れてしまった。山の上はすっかり秋。草紅葉が美しかったが、雨と霧で視界はいまいち。さっさと降りて温泉で汗を流した。