ゆれる!2011/03/11 16:49

M8.4
3月11日午後2時46分ちょっとすぎ、あ、地震だ。すぐ治まるかと思ったら、どんどん揺れが大きくなってきたので、テーブルの下に避難。乗り物酔いになりそうなくらい揺れる。こんなに大きな地震は生まれて初めてだ。みるみるうちに山積みにしておいたビデオが崩れ、棚の上から瓶が落ちる。やっと揺れが治まったところで2階に行ってみると、悲惨な有様。やれやれ。ちょうど掃除をしようと思っていたところだから、ま、いいかと、片付け始めたところで、再び強い余震が。せっかく片付けたものがまた落ちたら嫌なので、揺れが治まるまで棚を抑えていた。

地震、その後2011/03/14 13:19

スタバは休業

12日(土)、一夜明けて。家の外壁を調べたら、小さな亀裂がいくつか見つかったので、友人の設計士に連絡して補修を頼み、中目黒のゆる木にマッサージに出かける。地震直後に首都圏の交通機関が全面ストップし、帰宅難民が大勢出たのをふまえて、家から歩いていく。外出を控えているのか、山手通りは、いつもより車が少ないくらい。中目黒まで来ると、臨時休業している店もちらほら。土曜日なのに人出が少なく、駅周辺でも、とっても歩きやすかった。
タイルの目地が剥がれる
マッサージの後は近所の眼科へ。実は、木曜夜に左目が痛くなり、金曜は医者に行くつもりで家にいて地震に遭ったのだった。痛みの原因は、なんと睫毛(拍子抜け)。帰りにスーパーに寄ると、すごい人で大混雑。うんざりして買い物をあきらめて帰る。このあきらめの良さが私の悪いところ。翌日、再び買い物に行ってみると、いろんなものがなくなったり、高くなったりしていた。
夜に入って、仙台の兄から無事の連絡が入る。兄の自宅は市街だから大丈夫とは思ったが、電気の復旧まで、まる1日以上かかっている。ふと、掃除をしたばかりの浴室に土が落ちているのに気づき、よく見たら、タイルの目地が(地震の揺れで)剥がれ落ちたものだった。
絶品豆腐鍋
13日(日)。朝から、東北地方の海岸を襲った津波の映像が続々テレビで流される。「ヒア アフター」でセシル・ド・フランスが巻き込まれるCGの津波が穏やかに見えるほど、すさまじい。午後、前々から予定していた鍋の会を決行。地震以前に注文しておいた豆腐が届いてしまうし、中止する理由もない。卓上コンロのボンベを買いにホームセンターに寄ったら、ボンベはもちろんのこと、懐中電灯、電池などの防災関連グッズはすべて売り切れていた。ともあれ、前回使い残したボンベを探し出し、手に入るものを皆で持ち寄って鍋を囲んだ。無事でよかった。



続・地震、その後2011/03/16 10:51

世界中に地震のニュースが発信された結果、あちこちからお見舞いのメールが届く。ありがたいけど、東京は大丈夫です。
3月6日のバラの芽

そろそろお米がなくなるので、買い物に出てみる。混んでるスーパーが嫌いなので、空いてる頃を見計らっていくと、お米とパンの棚は空っぽだった。パンは被災地に優先的に送っているというから納得だが、お米はなぜ? 政府がたっぷり備蓄しているから、慌てなくても大丈夫なのに。地震直後から個人的に節約生活を始めていて(この際、生活も肉体もシェイプアップ!)、お菓子は我慢するつもりだったが、せっかくスーパーに来たのに何も買わないで帰るのも…と、おせんべと柿の種とワインを買う。“パンがなければお菓子を食べろ”と言ったマリー・アントワネットは先見の明があったかも。もっとも、彼女の言う“お菓子”とはブリオシュのことで、日本語で言うお菓子とは全然違うけど。ま、お米がなければ、あるものを食べればいいし、ティッシュがなければハンカチを使い、トイレットペーパーがなければネパール式にすればいい。他に何か節約できるものがないか考えてみようっと(さっさと仕事をしろ、との声あり)。
3月15日のバラの芽

今年は冬が長びいていて、春がなかなか来ない気がするが、家のバラの芽はスクスク伸びている。もうすぐ桜も咲くだろう。

のんきにサバイバル2011/03/19 15:18

昨夜、パンの焼けるいい匂いを嗅いだような気がして、今日の昼食はパンにしてみる。地震前に手作りしたレバーペーストも、そろそろ賞味期限だ。切って冷凍しておいたカイザーのトゥルトを焼き、赤ワインを添えたら、見た目は豪華な感じに。
パンが食べたくなって…
日曜日の鍋の会で豆腐を取り寄せた際、保冷剤として冷凍したおからが入っていた。そのおからを美味しく炊こうと、一昨日(17日)、通販で干し椎茸を注文したら、今日大分から宅配が届いた。地震前と変わらぬ早さでびっくり。宅配便の正確さと律儀さをありがたく思う。実は、鍋の日の夜、海苔がなくなったので築地の海苔屋さんに注文を出したら、すぐ送ってくださって感激した(注文した後で、海苔は被災地でおむすびに巻くの必要な物資だったかも、と少し後悔したのだけど)。
大分のどんこ、注文から2日で到着
政府は買いだめするなと言うけど、まだ余震は続いているし、原発は危ないし、こんな時に食べ盛りの子供や家族を持つ人が何かあったらと買いだめに走るのは当然の生存本能だと私は思う。私がそうしないのは、こんな律儀な海苔屋さんや椎茸屋さんや宅配便の人達がいると知っているから。というのは大げさで、ま、混んでるスーパーが嫌いなのと、面倒臭いから、というのが一番本音に近いかもね。

餅は餅屋2011/03/20 08:22

昨夜、ブログを読んで心配した友人から、お米を分けてくれるというメールを貰った。数日前にも大学時代の友人から同様のメールが来て、持つべきものは友と大感激。別に騙しているつもりはないが、これ以上無用の心配をかけても悪いので、種明かし。実は、地震直後から、お米があるところを知っていたんです。山のように米袋が積まれていて、頼めば売ってくれるところ。しかも我が家から、わずか100m。それはどこか――答はご近所のお米屋さん、でした。餅は餅屋、米は米屋。
お米、買いました。

クスコの警察署では“ぼんやりしている”と断言された私だが、こういうところは案外めざといんです。皆がないないと騒いでいるのに、誰も買いに行かないのも寂しかろうと、昨日スーパーに行った帰りに、買ってきました(↑)。夜7時近かったけど、ご主人は忙しそうに精米中でした。
おから、炊きました。

夜、寝る前に、戻した椎茸を使って、おからを炊いた。“美味しく出来た”と言っておこうっと(写真では味がわからないねー)。