再びのランタン・ゴサインクンド ー 帰る日2018/04/07 13:10

8時少し前に朝食。いつもなら散歩に行くのだが、足の調子がいまいちなので、部屋でゆっくりパッキング。11時少し前にチェックアウトし、荷物を預けてロビーでのんびりネットのチェックなどをし、12時頃にホテルを出てぶらぶら。
タメルの通り
ドゥンチェから帰るとき、ナヤ・バスパーク付近でタクシーに乗り換えた際、タメル内は小型タクシーしか走ってないことに気づいたが、そのうえ車両の侵入も規制していた(↓)
タメルの交通規制始まる
当局もそろそろ何とかしようと思ったのだろう。少し遅い気もするが、やらないにこしたことはない。アサン・チョークまで下って行ったら、スパイス屋が並んでいる建物が去年と同じ、こんな姿のままで(↓)前の道を直すためなのか柵が出来ていた。
アサン・チョークのスパイス屋
再びタメルを北上し、昨日見つけたハラルフードの店アル・マディナに入ってみた(隣はボリウッド理髪店で、店頭にボリウッド3カーンの一人サルマン・カーンの写真が飾ってあった)。メニューをためつすがめつし、チキン・ビリヤニとマトンのシークケバブのそれぞれハーフサイズとブラックティーを頼んだ。量が分からないのでハーフサイズにしたが、とっても美味しかったし、普通サイズでも食べられそうだった。全部で295ルピー。
ハラルフード・レストランとボリウッド理髪店
食べているうちから、ものすごくビールが飲みたくなり、帰りにギリンチェに寄って、ポテト串と鶏手羽串でビール(ネパール・アイスのナチュラ)を飲んだ。ビールが大瓶で400ルピー近くして、高いなーと思う。高くても飲むけど(ちなみにハンコック・サランで飲んだゴルカ・ビールは475ルピー、初日に行った桃太郎のエベレスト・ビールは380ルピーだった)。
空港のカーブ・テレビ
16時にホテルに戻り、タクシーを呼んでもらい、空港へ。20:30発の大韓航空便なので、いくら何でも早すぎ、カウンターが開くのをしばらく待ってチェックイン、通関して待合室で暇つぶし。待合室のテレビが新しくなっていた(サムスンのCurvedTV)。

再びのランタン・ゴサインクンド ー カトマンドゥのクリスマス2018/04/07 12:53

12月25日晴れ
8時に朝食に降りていったら、1階のロビー兼カフェテリアで見たこともないほど大勢の人が朝食を食べていたのでびっくり。クリスマス休暇で来た人たちだろう。日本人のグループもいる。9時にテジくんとロビーで待ち合わせていたが、従兄弟のスクーターが壊れたとかで40分ほど遅れて現れ、ひどく恐縮しているのがテジくんらしい。さて、何をしようかという話になって、夏に東京で会ったときにお土産にもらったお茶が美味しかったので、同じ物が買いたいというと、あれは妹が送ってくれたので、どういうお茶か分からないが、ガイドをやっていた頃にお客さんを連れていった店があるから行ってみようということになる。そこは、Pure Nepal Home Made Spices and Tea Centerといい、いつも散歩するときに前を通っていた店だった(↓)。ご主人に葉っぱを見せてもらい、私が欲しかったのはホワイト・ティーという種類だと分かった。最高級のファースト・フラッシュを700g買い、お土産用に100gずつ包装してもらって、ついでに(性懲りもなく)サフランを買って、2500ルピーに負けてもらい、店の外に出たとたんに、テジくんに「もっと負けさせなきゃダメですよ」と叱られる。そういうことは店を出る前に言って欲しい。私としては、ようやく本物(と思える)サフランを安く買えたので満足なんだけど。お茶もとっても美味しかったし、次回もまた行くつもり(お店のご主人とお父さん↓)
タメルのお茶屋さん
昨日ラグーさんに病院へ送ってもらうときに(なんちゃって)ハローキティ・レストランを見つけたので写真を撮りに行き(↓)、近くにハラルフードのレストランがあるのを発見。明日行ってみようと決め、夜はいつものハンコック・サランへ行ってプルコギでゴルカ・ビールを飲んだ。以前は韓国人の旅行客が多い店だったが、今夜はネパール人の家族連れや女の子のグループでいっぱい。韓国へ出稼ぎに行く人が多いので、韓国料理が知られるようになり、クリスマスの外食に選ばれるようになった、ということかもしれない。両国民とも辛党というところが共通だし。
ハローキティ・レストラン
ホテルへ戻る道すがら、クリスマスを楽しむ人々を見物する。去年あたりから子供にピカピカ光るカチューシャを被らせて歩くのが流行っているが、こんな悪魔の角のようなもの(↓)もあり、クリスマスなのに悪魔って変だなと思ったら、角は角でもトナカイの角だと腑に落ちた(去年も不思議に思ったのに忘れてた)。お父さんがインスタ映えする子供の写真を撮りたがるのは万国共通だ(↓)
クリスマスの家族
リボン型のカチューシャをした女の子連れのお母さん(↓)
カチューシャはタメルの道端で物売りのおじさんが売っている。
光るカチューシャ
ホテルに戻って、カフェテリアの給湯器のお湯を水筒に入れ、部屋でククリラムのお湯割りを飲んで寝た。

再びのランタン・ゴサインクンド Day15 カトマンドゥ2018/04/06 09:32

5時起床。入眠剤を飲んでも腕が痛くてほとんど眠れず。6時に食堂へ行くと誰もいなかったので出直し、6時15分にジャム・トーストとブラックティーで朝食。6時30分に雇った四駆(ジープではなかった)に荷物を積み込んで出発。すぐにチェックポストでチェックを受ける。シャブルベシの北のチベットとの国境が開いているので(地元の人なら通ることができる)荷物のチェックが厳しい。
雇った四駆に荷物を入れる
ルートはバスで来たときと同じ。地震による崖崩れで道が悲惨なことになっていて、車の揺れが激しく、スピードが出ない。ネパールの病院が何時まで開いているのか気になってくる。
地震のよる崖崩れ
8時に休憩。途中でトイレに行きたくなると面倒なので、私は何も飲まずにただ待っていた。
途中休憩
トリスリまでは凸凹道でスピードが上がらず、トリスリからは道路の拡張工事でやっぱりひどい凸凹道。トラックも多くてスピードが出ない。途中でものすごい渋滞になり、何かと思ったらトラックが橋から落ちた事故渋滞だった。最後の山越えの手前で脇道に入る(あとで春日山さんに聞いたら、最近はこのルートを使う運転手が増えたとのこと)。近道なのだろうが、道が狭いので対向車が来ると大変なことになる。
13時にカトマンドゥ着。運転手のおじさんにチップをあげたら喜んでいた。ナヤ・バスパークのあたりでタクシーに乗り換え、ホテルへ(タメルには小型車しか入れない)。
タクシーでタメルへ
13時20分ホーリー・ヒマラヤに着いて記念写真。これでトレッキングはすべて終了。スンくんに借りたお金を返し、二人にチップを渡してお礼を言う。いろいろあったが、無事に戻れたのは二人のおかげだ。
ホテルで記念写真
部屋で2週間ぶりにシャワーを浴びて着替え、ヒマラヤン・アクティヴィティーズへ。春日山さんにお土産を渡してよもやま話。
カトマンドゥの病院
15時頃、ラグーさんのバイクでタメルの北側にあるCIWEC HOSPITAL TRAVEL MEDICINE CENTERへ。春日山さんによれば、初診で1万円くらいするので、外国人専用で地元の人は行かないそう。たしかに待合室には誰もいなかった。看護師の問診を受けてからネパール人医師(インド人かも)の診察を受けると、予想に反して感染症(infection)ではなく“シングル”だという。(シングルって何? 紙にスペルを書いてもらおうかとちょっと悩む)。「心配ない。5、6日したら治る」と言うので、「すごく痛くて眠れない」と訴えると、「そうだろう」と言って塗り薬と痛み止めを出してくれた。これで90ドルあまり。代金をクレジットカードで払って領収書をもらう(後で旅行保険で補填)。またラグーさんのバイクでオフィスに戻り、インターネットカフェに寄ってからホテルに帰って、ふと、シングルって“帯状疱疹”のことではないかとひらめき、調べてみるとやっぱりそう(Shingles)だった。よほど免疫力が落ちていたのだろう。今回のトレッキングは自分が思っていたよりもずっと体にこたえていたのだ。
19時にアーシーが泊まっているホテル・ウッツェを訪ね、1階の食堂で夕食。有名なチベット料理の老舗レストランだが、来たのは初めて。アーシーがフランス人と結婚してパリに住んでいるとか、膝を痛めるまではクライミングをしていたなどの話はこのときに聞いたもの。クリスマスイブでタメルは凄い人出だったが、捻挫が気になるので、ウッツェからまっすぐホテルに帰って寝た。

再びのランタン・ゴサインクンド Day14 ドゥンチェ2018/04/06 08:46

12月23日晴れ
6時に起きてパッキング。右腕のブツブツが痛くて不安だが、まずは無事に下れるかだ。捻挫した左足首をテーピングで固定。幸い、それほど腫れておらずブーツが履けた。7時にトマト・オニオン・オムレツとブラックティーで朝食。8時に出発。急な下りだし、今までノロノロ歩いていたので、さほどペースに変わりはない。慎重に下るが、左足の置き方によってはズキっとする。
シン・ゴンパのロッジ
森の中なので、あちこちで鳥の声がする。バードウォッチング用の双眼鏡を持ってくるべきだった。ドゥンチェから登ってきたフランス人の単独トレッカーや、ネパール人たちにすれ違う。フランス人はかなりバテていたが、この急坂を登るのはきついだろう。途中、40分おきくらいにロッジがある。ドゥンチェからシン・ゴンパへの上りは「地球の歩き方」の想定6時間なので、1時間ほど上るとロッジで休めるということか。
ディムサのロッジ
というわけで、ロッジごとに休みをとりながら下っていくと、11時30分、やっと下りが終わり、ガット・コーラの支流(?)に着く。かなり大きな滝があって、なんとなく湯河原温泉の万葉公園みたいだ。温泉はないけど。
ガット・コーラの支流
いつもの調子なら昼前にドゥンチェに着くはずだが、体調も悪く、捻挫の足では仕方がない。途中のロッジで昼食にし、マカロニスープを頼んだら摩訶不思議な味で、マカロニだけ食べてスープを残してしまった。やっぱりダルバートにするべきだったかな。ロッジの子犬はめちゃ可愛かったが。
ロッジの子犬
この辺りには巡礼が沐浴するためのプールや、巡礼の宿泊をあてにしたロッジがあった(ゴサインクンドまで行けない人のためのミニ・ゴサインクンドという、ゴンパのような施設があった)が、シーズンオフでプールは空、ロッジも閉まっていた。
巡礼用のロッジの掲示
ガット・コーラの支流(?)に架かる橋を渡って少し登ると、ようやく広い道に出る。
普通の生活道路に出る
まだかなり下りが残っているかと思っていたら、そうではなくて、山裾を回り込んで30分ほど歩いたらドゥンチェだった。
ドゥンチェ
13時ドゥンチェに着き、ホテルの部屋に荷物を置き、スマホを充電してホテルのWiFiに繋げる。無事に下山したとFacebookにアップすると、すぐカトマンドゥのラグーさんから返信があり、実は体調が悪いので医者に診てもらいたいのだと答えると、カトマンドゥに着いたら外国人用の病院に連れ行こうかというので、お願いする。どうせヒマラヤン・アクティヴィティーズに挨拶に行くつもりだったのでちょうどいい。ラジュくんは気にするだろうけど、ま、いっか。
ホテルの部屋からの眺め
こうなると、なるべく早くカトマンドゥに戻りたくなる。スンくんにジープを雇うと幾らか聞いてもらうと15000ルピーだという。手持ちのお金が少し足りないので、いったんは諦めたが、やっぱり右腕の痛みが気になり、足りない分をスンくんから借りて、ジープで帰ることにした。

再びのランタン・ゴサインクンド Day13 シン・ゴンパ2018/04/05 15:55

12月22日晴れ
6時に目覚める。朝のゴサインクンドは表面が凍っている。峠も凍結しているだろう。が、今回はここから引き返す。
朝のゴサインクンド
7時30分チベッタンブレッド、蜂蜜、ブラックティーの朝食。ここも揚げていないチベッタンブレッドだった(↓)
焼きチベッタンブレッド
8時30分出発。今日は来た道をシン・ゴンパに戻る。20分ほど中腹の道を歩くとガネーシャを祀った祠に着き、そこからぐるっと回り込んでから下り。下りは問題なく、途中でトイレ休憩をとり、1時間足らずでラウルビナのロッジが見えてくる(↓)
ラウルビナのロッジ
10時50分チャラン・パティに。ここからは緩やかな森の中の道になる。スンくんが休もうというのを振り切って、先を急ぐ。
チャラン・パティのロッジ
これまであまりにのろのろ歩いてきたので、その鬱憤晴らしで楽な下りをスピードを上げて下っていくと、シン・ゴンパが見えてくる。あと少しと油断したのか、うっかり足を滑らせて左足首をひねってしまう。痛くてそのままうずくまり、少しすると痛みも治まってきたようなので、立ってみたら歩けそうなのでホッとする。調子にのってはいけない、と反省。
再びのシン・ゴンパ
11時50分シン・ゴンパ着。足を洗ってテーピング。ついでに速乾性下着を洗濯する。私の部屋は2階の右側の角(↓)
ロッジの2階の角部屋
今、考えてみると、水場で足の腫れを冷やしておけばよかったのだ。明日は地図に“Steep Trail”と表示された1300mの下りである。